相模川のカワウ食害問題・駆除が始まる

2017年3月11日Fishing

当ブログでもカワウの食害については2回目の投稿になり、ちょうど一年前の「カワウによる放流アユの食害とヤマメ放流」でお伝えした通り、アユの生息域にもヤマメを放流するなど全国的に川を訪れるレジャー客を増やしカワウを川から遠ざける工夫を各漁協では努力しているようだ。

実際に神奈川県内でも相模川漁連によって渓魚の年券をリーズナブルに設定し、放流量も若干は増やすといった試みが行われているようである。

個人的な感想だが、春先の釣り人の数も増え、今年は以前よりもカワウが人に敏感に反応しているような気がしていたところである。

相模川流域300羽のカワウ駆除予定

2016-kawau02しかしながら、「多勢に無勢」。

驚くべきことに相模川流域には多い時で1日1千羽が飛来するという数なのだ。

そこで財団法人神奈川県内水面漁業振興会は、今年2016/5月末までの2カ月で300羽の駆除を予定しているそうだ。

県猟友会に協力を依頼、実施場所は厚木市旭町のソニー(株)厚木テクノロジーセンター裏などの相模川流域5カ所だそう。

例年、相模川漁連などが稚鮎を相模川に10トン以上放流しているわけだが、10月ごろからアユの遡上に合わせて川に集まり、4月ごろまで主にアユを捕食してしまうという漁連の調査結果もある。

1羽あたり1日500gの魚を食べてしまうというからかなりの大食漢で、1,000羽の襲来といえば5tまでいかないまでもアユを含めてかなりの小魚が毎日失われているということになる。

ボクが子供のころから比べてもウグイやオイカワなど、身近な雑魚などもかなり姿が減っているように近年感じていました。

生態系のバランスが崩れているということなのか、ウの生態が内陸型に変わってしまったのかは定かではないが、確実に相模川水系におけるカワウの個体数は激増している。

丹沢のシカによる食害同様に虐待などといってはいられない状況で、全国的にカワウに対するこのような動きも今後活発になってゆくのだろうかと思います。

今回のカワウとは

日本に生息するカワウは、P.c.hanedae という亜種に分類され、日本とその周辺(サハリン、韓国、台湾)のみに分布。

ペリカン目ウ科に分類され、世界で約40種が確認されている。

釣り人から見れば、つい害鳥と言う目線で見てしまうカワウなのだが、ペリカンの仲間で単に野鳥としてみるとユーモラスな姿に加えて知能の高さを取ってみても興味深い鳥類である。

カワウ (学名Phalacrocorax carbo) は、世界に広く分布しており、分布域は、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリア、北米等、南米以外の大陸とオセアニアに及ぶ。

本来のヤマメ生息域である上流域ではカワウの姿を見かけたことはないが、いわゆるアユの生息域である清流域ではよく見かける体長およそ70cm程度のカラスと同程度かやや大きめの野鳥である。