気が付けば、前回の東京オリンピックなど知らない、私自身でさえミドル世代の領域に達して久しいわけですが、実際のところ渓流と呼ばれるフィールドで竿を持たれている姿を見れば、ほぼ間違いなく中年以上の世代。

記憶によれば、十数年前のルアー釣りブーム時、団塊の世代が引退した後にさらなる釣りブームが訪れるはずだったのでは…?

若者の釣り離れ続き残ったファンも高齢化か?

これらを鑑みて余裕の世代も増え、一大釣りブームが訪れるはずでいたのが業界の目論見だったのだろうが、現実的には「川を歩けば、ハゲと白髪ばかりなり」、などと口の悪い釣友もいるところで、正直言って否定できないところがありますw

これは、若年層の釣り離れが顕著と思われ、じっさいにごく最近ともなれば、上流を詰めれば詰めるほどに人の気配はもちろんのこと、若い釣り人は見かけないようになっています。

丹沢あたりでも渓流釣りはかなりコアなレジャーになりつつあるようで、禁漁間近の週末であっても釣り場の選定に右往左往することも全くありません。

シーズンを通してみても解禁当初の週末に込み合う程度であって、むしろ、釣り人よりも沢登りを目的とされた方々を警戒しつつw 入渓するようなシーンが多くありました。

レジャーも多様化して釣り離れは顕著といったことも一因のようで各漁協収入も減と聞きます。

アユ釣りなども同じ状況で、冷水病やカワウ問題などの影響で不振といわれているようですが、収入的にはこちらのほうが打撃的でしょう。

とはいっても、内水面だけかといえば、海釣りの入門ともいえる波止釣り(堤防つり)などもかつてより規制が強くなり、全国でも100万人規模のファンが釣り場を締め出されたというデータもあるようです。

神奈川県内でも東京湾あたりは海釣り施設などが増えてはいますが、若い世代からすれば与えられたフィールドで竿を出すのも趣味性に欠けるような気もします。

かつては、父親や兄から教えられることが多かった釣りですが、これも途絶えてしまっている上に核家族化で、かつては同居していたのが普通であった釣り好きの祖父も住まいが遠いとなると社会現象の一つと考えます。

要するに少子高齢化なのか業界的には、「天気明瞭なれど波高し」といったわけです。

最近は、情報交換の場であった、釣り具屋店も少なくなっているように感じます。

まだ海沿いの釣具店などは、餌を販売する強みかそこそこの営業は見かけますが、川釣りを主とする内陸の釣具店やプロショップなどはかなりの数が廃業しているのではないでしょうか。

釣り具屋のおじさんに教えてもらう、あるいは常連客との情報交換すら過去の時代のコミュニティーとなって久しいわけです。

これらの弊害として、若い世代にとっては、とっかかりがなくハードルの高い趣味の一つが渓流をはじめとする川の釣りかもしれませんね。

最近は少ないようですが、釣り具メーカーや大手釣具店なども講習会やイベントなどをビギナー向けに募ってはいますが、釣りは遊びであってお勉強やビジネスではありません。

参加者を集めることが目的になって終了ともなりかねないようです。



渓流釣りの未来

数年たった折のわたしの備簿録として書き留めておきたいと思いますw

2017年時点での個人的な予測といったわけです。

先はどの話の一方で、ルアー釣りに関しては海も川もやはり手軽なところという限定的なものになってしまうかもしれませんが、アジやカマス、あるいはハゼなどといったライトルアーが若い世代には人気で、従来から一つのジャンルになっている浜などからのスズキ・ヒラメ・青物狙いのルアー釣りも多く若い姿を見かけます。

内水面では圧倒的に管理釣り場が盛況で、ウェーダーなしで危険も少ないなど察しも付くのですが。

ルアー釣りはとりあえず、魚がいると想定されるフィールドのポイントで投げて巻くことから始められるわけで、先行者を観察してまねることから始められるところも大きいような気がします。

バスフィッシングもかつてはルアー釣りの代名詞的ジャンルではあったのですが、外来魚というレッテルとゴージャスなイメージから入門してくる若手はかなり減っているようで、こちらも高齢化が話されているようです。

ファッション性も高い上に初歩の段階では技術的にも意外と単純といったところなのでしょうか。

話がそれているようでそれていないような気がしますが、本題に戻すと間違いなく今後の渓流釣りに明るい未来などないのではないでしょうか。

渓流マンの高齢化は進んで行き、渓流釣りを趣味とする若いアングラーは、たとえばロッククライミングの愛好者並みにコアな存在となりそうですw

もちろん、業界でも試行錯誤して一定の努力はしているようで、「トレッキング x フライフィッシング」とか、「沢登りとイワナ釣り」などの見出しも見かけるようになっているのでこういったジャンルとして取り込まれてゆくのが自然かもしれません。

いずれにしても、かつてのバリバリの渓流マンといったアングラーは見かけなくなると思っています。

賛否両論あるかと思うテーマですが、個人の世迷言とご容赦くださいw