桶小屋沢(おけごやさわ)は、塩水、本谷川と名の知られた釣り場の近くにありながら、つい見過ごしがちでマイナーな沢だ。本間ノ頭(1346)を水源とし、相模川支流中津川上流にそそぐ小渓である。

魚信は早期から薄い印象を受けるが、小滝も多く以外に長い流程を持つ渓相は素晴らしいので渓谷探勝にはおすすめの穴場。

桶小屋沢(金山沢)

流域データ
流域主方位 SE ( 128 °)
主流長 2.3 km
最高標高 1269.9 m
最低標高 389.4 m
平均標高 815.4 m
植林地 10.7 %
流域平均傾斜 38.2 °



桶小屋沢(金山沢)と渓流釣り

かつて、イワナ・ヤマメの混生といわれたが、現在の桶小屋沢はイワナの沢と言われることが多い。

ただし、冒頭で触れたように、放流の実績はあるものの、車道(県道70号)から簡単に入れるので釣り人も多く、残念ながら魚影は近年とくに少ない。

上流域左岸から入るマブ沢をはじめ、いくつかの支流には埋もれかけた昔の坑口が残っている。
この沢に「金山沢」という別名があるのはこのためだといわれている。

自動車でのアクセスには、宮ケ瀬側の青宇治沢橋手前に2~3台程度駐車スペースがあるが、注意事項として塩水橋東側の本谷川林道ゲート前に駐車される方が散見され、作業車や緊急車両の通行を妨げ問題になることがあるようなので駐車しないでいただきたい。

さて、入渓については桶小屋沢橋から左岸側のフェンス脇を草平地に入るとすぐに15mほどの堰堤が見える。

両岸が切り立ったがけなので、これを高巻いてからの遡行となるが、左岸側の隅に手すりがあるので利用したい。

以遠は、小滝と釜が連続する美渓の中を遡行しながらの釣りとなるが、右壁が高い壁になりゴルジュの様相を呈してくるころ、その先、標高で700m付近の二股がマブ沢出合。
水量は、2:3といったところでマブ沢が勝る。

いずれにせよ、水量も乏しくなってしまうので、釣りはここまでとすべきだろう。

だが、あくまでイワナ狙いとなることを考えれば、奥が深いので可能性はある。山を歩けるなら、マブ沢や源頭まで詰めて本間ノ頭南東尾根を塩水橋まで降りてきても良いかもしれない。

ただし、小渓ゆえに渇水には弱いので平水と思われる好期を狙いたい。

小規模ながら、それほどの難所もなく流程も意外にある美渓で一度は訪れてみる価値が大いにある丹沢の渓流釣り場の一つではないだろうか。

中津川漁協協同組合

相模川漁業協同組合連合会

【イワナ・ヤマメ・ニジマス】 3/1~10/14

  • 日=1,500円
  • 年=5,000円
  • 現=2,500円

【漁期】

  • イワナ・ヤマメ・ニジマス
  • 3/1~10/14