ネコノメソウとイワボタンの違いを知らなかった…

2018年6月28日植物

知らずとも問題はない話ですが、「イワボタン」という山野草、「ネコノメソウ」の仲間で、別名は「ミヤマネコノメソウ」となっています。

ところが、トレッキングや渓流釣りなどで、自然観察も増える春を迎えるとこの花に出会うことも多く、「はて、さて、イワボタンなのか他のネコノメソウ属のひとつか?」となるわけで、今回は少しばかり、この辺りを掘り下げてみようかと思います。

ネコノメソウ属とイワボタン


イワボタン

イワボタンが、別名ミヤマネコノメソウであることは前述しましたが、さらにイワボタンの変種にネコノメソウ属としては丹沢でもメジャーな「ヨゴレネコノメソウ」が存在するという混乱してしまいそうな話になっていますw

「ヨゴレ」と不名誉な名がつけられてはいますが、葉や茎がさび色をしていたり、白い斑(ふ)が入っていたりするところから付けられているようです。


ヨゴレネコノメソウ

とは言っても、さび色も斑も目立たないヨゴレネコノメソウの個体も場所によっては存在するわけで、イワボタンとの判断に迷わされることも多いようです。

うがった見方をすれば、「ヨゴレたイワボタンもどっかに咲いてんのかよ!」となりかねませんよねw

イワボタンとヨゴレネコノメソウの違いとは

観察の際、判断に迷わされる両者ですが、決定的な違いがあります。

それは雄しべの先、花粉が入った袋。

これを「葯(やく)」と呼びますが、ヨゴレネコノメソウの葯は、イワボタンに比べて色が暗紫色をしています。

一通り調べたかぎりにおいて、この一点が判断の基準になっているようです。

が、ヨゴレネコノメソウとはまことに不名誉な名が付いているもので、いかにも山野草らしいワイルドな姿をし、好感が持てる種であるように個人的には強く感じていますw

イワボタンの近縁種には、厄介なことに「ニッコウネコノメソウ」という、こちらも変種が存在していて、さらに判断を悩ますところでもあります。

ニッコウネコノメソウとされる画像ですが、定かではありません。

厳密には、変種とする定義があるようですが、個人的には学者でもない限り、一般には「イワボタン」という総称としてこの種を呼んで構わないのではないかと思っていますw

前述のとおりに、これだけ紛らわしい山野草の種ではありますので、仮に「ハナネコノメソウ属」などの属性があれば、「イワボタンとは、ハナネコノメソウの総称です。」とすっきりしそうな気もしますが、分類って難しいのでしょうねww

ちなみに、「ハナネコノメソウ」も存在するのですが…。

以上、イワボタンらしき花を見かけたときに「この花の名は何なのだろう?」の参考になれば幸いです。