林道がよく整備され見どころも多く、ハイカーも多い大山を水源とする小渓。

厚木市内からほど近い広沢寺温泉際というアクセスの良さから軽視しがちではあるが、意外に知られていない静かな渓流釣り場でもある。

七沢川上流

流域データ
流域主方位 E ( 78 °)
主流長 2.2 km
最高標高 707.8 m
最低標高 150.6 m
平均標高 409.0 m
植林地 29.5 %
流域平均傾斜 31.7 °
道路延長 3.3 km



玉川上流と渓流釣り

一般にこの河川を”七沢川”と呼ぶことが多いが、日向川出合から上流が七沢川で山ノ神沢出合以遠は大沢川と名を変え、枝沢として一ノ沢を従えるといったところが正しいところだろうか。

日向川出合

七沢川下流は護岸と堰堤が多く、ニジマスが釣れる程度で渓流釣り場としての対象流域は広沢寺以遠の大沢川ということになるだろう

ちなみに大沢川は、ニノ足沢とも呼ばれるので注意が必要になり、さらに谷太郎川上流に至る二ノ足林道際を流れる沢は山ノ神沢であり、この点も踏まえると河川名称の複雑さが目立つマイナーな河川とも言えそうだ。

正直言って、養鱒場もある一般的なごく普通の渓流ではあるのだが、魚影についてはけっして濃いとは言えず、一興として探釣気分での入渓をおすすめしたい。

この流域はニジマスをはじめにヤマメ・イワナの混生となっているが、予想外に素晴らしい渓相を堪能することが出来る小渓でもある。

流程は短いので距離を稼ぐのなら広沢寺の駐車場からの入渓をおすすめするが、鹿避けの電気柵などをくぐることもあるので、その場合は注意されたい。

大沢川

広沢寺付近からの入渓直後からは、巨岩とゴーロが織りなすハイシーズンには苔むす流れが続く。

しばらく遡行を続けると勾配が強くなり、小滝や釜状のプールなどが連続し始めていよいよやる気が増してくるなど渓流釣りムードは満点だ。

左岸右手から一ノ沢が出合ってくるが、こちらは種沢として手を付けずに残しておきたいものだ。

弁天の森キャンプ場跡近くまで遡行をするなら、途中で妨げるような大きな滝などもなく、古い石積堰堤やチョッとしたゴルジュがある程度。

ただ、途中に「大釜弁財天」が流れの中にあり一度遡行を阻まれるが、「弁天の森キャンプ場跡」までは魚影も見かける。

以遠については未確認だが、渇水期などは水量もなく、おそらくは釣りにならないものと思われる。

ただし、イワナの生息もあるので弁天の森キャンプ場跡以遠の現流域も水況によっては対象となりえる。

弁天岩

本谷上流はもとより、山ノ神沢、一ノ沢ともに林道と登山道が入っており脱渓は容易であるが、最上流部を含めて枝沢には在来種と思しきヤマメ(サイズ小)の個体も散見されるのでリリースは徹底願いたい。

やはり、小渓ゆえにまともな型を見たければ、放流がなされていると思われる本渓の釣りがメインとなるのではなかろうか。

丹沢の一部とはいえ、神奈川県内でも厚木市という県央地区の中にある希有な釣り場でもあるので大事にしていきたいところである。

また、大釜弁財天、林道の途中にそびえるロッククライミングの練習場で有名な弁天岩など見どころもあり、広沢寺温泉とからめて観光気分での釣行といった趣向でも楽しめるだろう。

厚木観光漁業協同組合

相模川漁業協同組合連合会

【イワナ・ヤマメ・ニジマス】 3/1~10/14

  • 日=1,500円
  • 年=5,000円
  • 現=2,500円

【漁期】

  • イワナ・ヤマメ・ニジマス
  • 3/1~10/14